溶連菌による合併症『扁桃炎』の症状・潜伏期間・検査方法について

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溶連菌による合併症『扁桃炎』の症状・潜伏期間・検査方法について

溶連菌感染症による合併症は様々ありますが、
中でも知られているのは咽頭炎と扁桃炎です。

 

 

 

この二つは溶連菌感染すると高確率で発症する疾患で、
つばを飲み込むのも辛いくらいの喉の激しい痛みが特徴です。

 

 

 

口内の少し奥の喉ちんこの横にある肉壁が扁桃腺になり、
ここが腫れたり、膿みができたりすると扁桃炎になります。

 

 

 

 

 

 

主な病原菌はA群溶連菌で、
A群溶連菌感染症にかかると高確率で扁桃炎を発症します。

 

 

 

A群溶連菌感染症についてはこちらをどうぞ。

 

 

 

人喰いバクテリア!A群溶連菌感染症の治療法!

 

 

 

この菌は劇症化すると『人食いバクテリア』へと変貌し、
体の組織を食い荒らして壊死させてしまうこともあります。

 

 

 

溶連菌感染による扁桃炎の症状は?

 

 

 

A群溶連菌感染症による扁桃炎の症状としては以下のとおりです。

 

 

 

  • 発熱
  • 咽頭痛
  • 嚥下痛
  • 嘔吐
  • 扁桃周囲膿瘍
  • 嚥下困難
  • 開口障害

 

 

 

ただし、咽頭所見が明らかであっても、
発熱・咽頭痛が見られないことがありますので注意が必要です。

 

 

 

溶連菌感染による扁桃炎からのさらなる合併症の発症

 

 

 

溶連菌感染による扁桃炎の症状が進行すると、
扁桃炎以外での合併症が見られることもあります。
これらは全て溶連菌が原因です。

 

 

 

 

 

 

こういった合併症を引き起こすことがあります。

 

 

アトピー患者の場合、悪化して劇症型溶連菌感染症を発症することもあります。

 

 

 

子供が発症するよりも、大人になって感染したときに起こりやすい傾向にあります。

 

 

 

特に蜂窩織炎化膿性関節炎、リンパ節炎は場合によっては極めて難治性が高く、
治ったとしても体に後遺症などのなんらかのダメージが残る可能性もあり、非常に厄介です。

 

 

 

扁桃炎にかかるシチュエーションとは?

 

 

 

扁桃炎は2歳〜10歳前後にかけての子供によく見られる病気で、
春から初夏、秋から初冬などの季節の変わり目で発症しやすい病気です。

 

 

 

感染する経路は主に飛まつ感染で、
他人の咳や人の多い街中や電車の中で感染することが多いです。

 

 

 

 

 

 

また、人が多く集まるイベントなども要注意ですね。
家族間で溶連菌保菌者がいた場合、集団感染することもあります。

 

 

 

扁桃炎の潜伏期間は?

 

 

 

溶連菌感染による扁桃炎の菌の潜伏期間は2日〜5日で、
迅速に対応して抗菌薬を投与すれば、すぐに解熱し、
24時間以降には感染力はほとんどなくなります。

 

 

 

もし全身の状態がよければ、通学や通勤は可能となります。

 

 

 

 

 

 

基本的にここは溶連菌感染症の潜伏期間と同じです。
溶連菌感染症の潜伏期間についてはこちら!

 

 

 

溶連菌の潜伏期間と感染しやすいタイミングについて

 

 

 

扁桃炎にかかったら尿検査もしておこう!

 

 

 

扁桃炎にかかったということは、高確率で溶連菌の感染によるものです。

 

 

 

もし扁桃炎にかかったら、尿検査を受けておくことをオススメします。

 

 

 

 

 

 

なぜなら、ここで尿検査を受けておくことで、
溶連菌感染症の合併症の一つである『急性糸球体腎炎』の発見につながるからです。

 

 

 

溶連菌による急性糸球体腎炎は、2歳〜10歳の子供にしばしば発症し、
溶連菌感染後の10日〜14日くらいに発症します。

 

 

 

血尿や蛋白尿などの症状をみせるが、ほとんど気づかずに自然治癒することも多く、
そこまで問題視されることはありません。

 

 

 

しかし、稀に重症化することもありますので、
溶連菌による扁桃炎だと診断されたら、尿検査も受けておきましょう。

 

 

 

タイミングとしては感染してから2週間ほど経ってから受けるのがベストです。
(なぜならもし発症するならそれくらいのタイミングだから)

 

 

 

これで急性糸球体腎炎になっているかどうかがわかります。
担当医に相談して、受ける必要があるかどうか聞いてみましょう。

 

 

 

溶連菌感染による尿検査については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌感染症における尿検査の必要性について

 

 

 

家族も検査を受けるべきか?

 

 

 

溶連菌による扁桃炎は飛まつ感染が感染経路になるため、
とくに接触することが多いと考えられる家族間での感染が心配されます。

 

 

 

もし、何度も扁桃炎を再発したり、万が一劇症型溶連菌感染症にかかってしまった場合は、
周囲の中で患者と最も接触していると考えられる人を検査する必要があります。

 

 

 

 

 

 

特に検査する必要があるのが親です。

 

 

 

このときに行われる検査は咽頭培養検査で、
喉に常在している溶連菌をここで調べます。

 

 

 

綿棒で喉をこすってそれを培養環境において菌を検査し、
病因になっていないかどうかを判断します。

 

 

 

完全な検査結果が出るまで数日間かかるのが難点ですが、
この場合患者との接触が多いものは無自覚です。

 

 

 

知らないうちに溶連菌をうつしてしまっている状態
(無自覚であるくらい健常な状態)であることが多いため、
血液検査ではなく常に溶連菌の存在している咽頭部を調べたほうが確実なのです。

 

 

 

他にも溶連菌に感染したときの検査方法はありますので、
知りたい人は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌の検査の種類とタイミングについて

 

 

 

以上が、溶連菌感染による扁桃炎の基本的な内容です。
具体的な治療方法や対策について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

 

 

 

溶連菌感染による扁桃炎はどうやって治療するのか?

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