【危険!】溶連菌感染による肺炎の恐ろしさ!

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【危険!】溶連菌感染による肺炎の恐ろしさ!

溶連菌感染症の一つに肺炎があります。

 

 

 

急性咽頭炎や敗血症などの合併症を引き起こす溶連菌感染症ですが、
その合併症の一つに肺炎があります。

 

 

 

発症する確率は非常に低い(数ある肺炎の中でも割合は1%程度)ですが、
万が一このパターンに陥ると、非常に危険な状態となりますので油断できません。

 

 

 

高確率で劇症型溶連菌感染症に陥る

 

 

 

肺炎を合併する溶連菌感染症の恐ろしいところは、
高確率で劇症型溶連菌感染症に発展し死亡率が一気に跳ね上がる点です。

 

 

 

 

 

 

普段は常在菌としてほぼ無害な溶連菌が、
免疫力の低下や外傷などによる血管内への侵入とそこからの増殖により、
変貌して劇症型になります。

 

 

 

劇症型溶連菌感染症については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

劇症型溶連菌感染症ってどんな病気?

 

 

 

劇症型溶連菌感染症は、
肝不全、腎不全、壊死性筋膜炎やトキシックショック症候群につながり、
少なく見積もっても大体30%〜50%の確率で死亡します。

 

 

 

この率を下回ることはほとんどありませんので、
発症した場合は一刻を争う事態となります。

 

 

 

なぜなら、特に併発することが多い壊死性筋膜炎は、
1時間単位で数センチレベルの速さで壊死が進行するくらい、
悪化するスピードが尋常じゃなく早いからです。

 

 

 

壊死性筋膜炎の恐ろしさについては以下の記事をどうぞ。

 

 

 

致死率30%?!恐ろしい溶連菌による病気『壊死性筋膜炎』とは?

 

 

 

比べて、肺炎を合併する溶連菌感染症にかかると、
なんと約25%の確率で劇症型に悪化してしまいます。

 

 

 

「25%」と聞くとそうでもないと思うかもしれませんが、
単純計算で4人に1人の確率で致死率30%以上の病気にかかると考えれば、
決して低い数字ではないでしょう。

 

 

 

溶連菌感染による肺炎に対する治療は?

 

 

 

ここでは肺炎を合併した後に、
劇症型溶連菌感染症にかかったことを想定して書かせていただきます。

 

 

 

とにかく進行が早いため、
ペニシリン抗菌薬の大量投与とクリンダマイシンの併用が推奨されます。

 

 

 

とにかく刻一刻を争うため、即効性のある抗菌薬を一気に導入するのです。

 

 

 

 

 

 

ペニシリン抗菌薬単独だと力不足で死亡してしまうケースがいくつもあったため、
クリンダマイシンを混ぜることは重要です。

 

 

 

ペニシリン抗菌薬の大量投与によって菌の分裂・増殖が抑えられ、
そこにクリンダマイシンが加わることで毒素発生を抑え、
劇症型溶連菌感染症が治癒した後の後遺症などのダメージリスクを低減できます。

 

 

 

また、抗菌薬だけでは対処できないくらいの重症例も稀に見られ、
免疫グロブリン静脈内投与療法が行われることもあります。

 

 

 

肺炎を併発したときに行う免疫グロブリン静脈内投与療法とは?

 

 

 

急性感染症や免疫不全などに使われる治療法で、溶連菌感染症も例外ではありません。

 

 

 

敗血症にも有効であることが知られています。

 

 

 

ただし、副作用も多く、
投与後30分以内に頭痛、悪寒、筋肉痛、胸部苦悶感、全身倦怠感、悪心、発熱の可能性があります。

 

 

 

 

 

 

そして治療中もしくは治療後に以下の病気を発症してしまう可能性があります。

 

 

 

■免疫グロブリン静脈内投与療法の副作用で起こる病気

 

  • 無菌性髄膜炎、皮疹(汗疱)
  • 尿細管壊死
  • 血栓塞栓症
  • 低ナトリウム血症
  • 顆粒球減少症

 

 

 

これらの病気を引き起こすこともあり、
できれば抗菌薬の投与でとどめておきたいところです。

 

 

 

どうしてもこれらの副作用の点を考慮しても、
行うべきと判断された場合は行われますので、
本当に奥の手といった感じです。

 

 

 

溶連菌感染による肺炎の恐ろしさ、わかっていただけたでしょうか?

 

 

 

発症する確率としては非常に低いですが、免疫力が弱っている状態で、
溶連菌感染症が流行しているところにマスクなどの何の対策もせずに出向くと、
稀に発症するケースがあります。

 

 

 

もしあなたの身の回りで溶連菌感染症が流行っているところがわかっていて、
どうしてもそこに行かないといけなくなった場合は、
面倒くさがらずにマスクの着用と手洗い・うがいは怠らないでください。

 

 

 

溶連菌感染症を予防するうがいや手洗いに関する内容は、
以下の記事をどうぞ!

 

 

 

溶連菌を防ぐうがいと手洗いの基本

 

 

 

以上です。
ありがとうございました!