子供が溶連菌感染症になって首が痛いと訴えたら?

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子供が溶連菌感染症になって首が痛いと訴えたら?

子供の多くの症状の中で、首が痛いと訴えるケースがあります。

 

 

 

これは、整形外科的な意味なのか、
それとも髄膜炎などの髄膜への刺激によるものなのかを
考えることが重要な視点になります。

 

 

 

例えば、溶連菌感染症にかかった場合、
それをきっかけに首の痛みを訴えるようになって、
調べてみたらリンパ節炎である可能性もあります。

 

 

 

実際に、溶連菌感染症の合併症の中に『リンパ節炎』があります。
リンパ節炎について知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌感染症の合併症『リンパ節炎』とは?

 

 

 

首の辺りには多数のリンパ節や血管、唾液腺、副甲状腺、筋肉、神経などが存在し、
解剖学的にも非常に複雑な部分です。

 

 

 

その多数張り巡らされているリンパ節に溶連菌が入り込み、
炎症を起こして腫脹を作り、リンパ節炎を発症させることは
何も珍しいことではありません。

 

 

どういう首の痛みでリンパ節炎と判断できるか?

では、どんな首の痛みやその様子で、
溶連菌感染症の合併症の一つであるリンパ節炎かどうかを
見極めることができるのかですが、まず注目すべきは痛みを感じている場所です。

 

 

 

特に、以下の場所に痛みや腫脹を起こしている場合は、
リンパ節炎の可能性があります。

 

 

 

  • 耳前下部
  • 顎下部
  • 側頸部

 

 

 

しかし、これだけではまだまだリンパ節炎とは断定できません。

 

 

 

なぜなら、特に顎下部や耳下のところが腫れあがるのは、
リンパ節炎ではなくおたふく風邪などの可能性も否定できないからです。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、溶連菌感染症にかかると、イチゴ舌や咽頭炎などの喉の痛み、
猩紅熱といった特殊な熱症状があるため、

 

 

 

おたふく風邪とは区別が簡単につきそうではありますが、
万が一間違っていてはダメなので、決め付けずに抗体検査や尿検査、
血中アミラーゼ検査を行うことを推奨します。

 

 

 

また、唾液腺が腫れあがって首部分が腫脹を起こすことがありますが、
これもリンパ節炎と決め付けるのは早計で、おたふく風邪の可能性もあります。

 

 

 

この場合、リンパ節炎と鑑別できるのは、
腫脹した耳下腺(じかせん)が下顎角が触知しにくくなっているときです。

 

 

 

溶連菌による急性化膿性リンパ節炎

溶連菌やブドウ球菌を原因とするリンパ節炎の多くは、
この急性化膿性リンパ節炎です。

 

 

 

頭頸部領域の粘膜に溶連菌などの細菌が感染し、
リンパ管の中に入り込んで悪さをします。

 

 

 

すると好中球などの貪食細胞と細菌の間で戦いが起こり、
それが炎症となって悪化し、化膿性リンパ節炎となるのです。

 

 

 

化膿性リンパ節炎となると、以下のような症状が出ます。

 

 

 

  • 発熱
  • 疼痛
  • 腫脹

 

 

 

こういった化膿性リンパ節炎の原因となる溶連菌は、
ほとんどがA群溶連菌で、先行する感染症としては
咽頭炎や扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎、歯肉口内炎、化膿性皮膚炎などが見られ、
特に化膿性皮膚炎はA群溶連菌の大きな特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

A群溶連菌は別名『人食いバクテリア』などとも呼ばれ、
皮膚を壊死させ、最悪の場合手足の切断にまで至ってしまう恐ろしい菌です。

 

 

 

A群溶連菌感染症について知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

人喰いバクテリア!A群溶連菌感染症の治療法!

 

 

 

このA群溶連菌による化膿性リンパ節炎が進行すると、
周りの組織も巻き添えをくらい、蜂窩織炎(ほうかしきえん)に至ることもあります。

 

 

 

蜂窩織炎は溶連菌感染症が原因で起こる皮膚病の一つですが、
詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌が引き起こす蜂窩織炎とは?

 

 

 

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