溶連菌と骨髄炎

スポンサードリンク

スポーツが原因で溶連菌感染!運動による感染性骨髄炎とは?

溶連菌感染症による合併症の中に骨髄炎がありますが、
これは溶連菌感染症にかかってから合併症として発症することもありますし、

 

 

 

単に溶連菌が飛まつ感染して、骨髄の外傷に入り込み、
そのまま炎症を起こして化膿性骨髄炎になるパターンもあります。

 

 

 

 

 

 

 

化膿性骨髄炎についてはこちらをどうぞ。

 

 

 

溶連菌感染症の合併症『骨髄炎』とは?

 

 

 

実はこの溶連菌感染によって引き起こされる骨髄炎ですが、
スポーツを行うことで知らないうちに発症してしまうことがあります。

 

 

 

スポーツ部員が溶連菌で骨髄炎発症!

 

 

 

ある一つの事例ですが、ラグビー部員が発熱と股関節痛を訴えて
病院へ運ばれるということがありました。

 

 

 

圧痛を感じ、抗生剤を服用するも効果がなく、
日が経つにつれて症状が悪化していくため、入院することになりました。

 

 

 

 

 

 

 

あまりのその痛みに歩行すら困難な状況で、
股関節の可動域にも制限が見られ、明らかに異常な状態でした。

 

 

 

そこで発症してからさらに数日経った上でもう一度X線で調べてみると、
恥骨結合部に骨が萎縮し、虫食いになっている状態が見つかりました。

 

 

 

これが、溶連菌感染による骨髄炎の事例です。

 

 

 

このときは、A群溶連菌感染症で、
小さい子供がまともにかかると死亡することもある恐ろしいものでした。
A群溶連菌感染症についてはこちらをどうぞ。

 

 

 

人喰いバクテリア!A群溶連菌感染症の治療法!

 

 

 

その後、ただちに菌に適合した抗生剤が使用され、
安静時にペニシリンGを点滴。

 

 

 

 

 

 

 

1週間後には発熱が改善し、
椅子に座れたりする程度には回復に向かっていきました。

 

 

 

良薬!溶連菌によく効く薬「ペニシリン」とは? 

 

 

 

さらにその後、ゲンダマイシンを投与して膿瘍を解消し、
退院後はアモキシシリンを3週間内服してもらって、
再発を防いで無事に歩行することが可能になりました。

 

 

 

アモキシシリンについてはこちらの記事をどうぞ。

 

 

 

アモキシシリンによる溶連菌感染症の治療! 

 

 

 

なぜ溶連菌感染による骨髄炎を患ったのか?

 

 

 

今回の治療対象部位となった恥骨部位ですが、
ここはスポーツ選手だと痛めやすい箇所の一つで、

 

 

 

特にラグビー部やバレーボール部、ランニング、
サッカーなどのスポーツで見受けられやすいものです。

 

 

 

特にキックなどの動作が多いと、その分恥骨結合部や恥骨周辺筋が摩擦で傷つき、
その傷の中に溶連菌などの細菌が入り込んで、運悪く免疫力が低下していたなどの
条件が重なったことから、今回のような事例につながったと考えられます。

 

 

 

学生で溶連菌感染による骨髄炎を患うのは非常に稀ですが、
こういったこともあるのだと覚えておきましょう。

 

 

 

特に、今回は普通の学生でしたが、
小学生などのまだまだ発達途上にある抵抗力の少ない子供で、
スポーツの部活や習い事をしている場合は、日々の生活の中で体調管理と
細菌感染を予防する工夫を行い、今回のような事態にならないよう未然に防ぐ必要があります。

 

 

 

骨髄炎が悪化して化膿性骨髄炎になると、
治療が難航して後遺症を残してしまう結果になりかねません。

 

 

 

もしスポーツを子供がやっていて、ある日歩きづらそうにしていたり、
関節に痛みを訴えているようであれば、湿布だけで済まさず、
まずは病院へ行って診てもらうようにしましょう。

 

 

 

関連ページ

溶連菌感染症の合併症『骨髄炎』とは?
溶連菌感染症の合併症の一つに骨髄炎があります。合併症の中でもとりわけ、難治性が高いことで有名ですが、いったいどんな病気でどう対策すればいいのでしょうか?
溶連菌感染による化膿性骨髄炎の治療について
溶連菌感染症の合併症の一つに骨髄炎があります。合併症の中でもとりわけ、難治性が高いことで有名ですが、いったいどんな病気でどう対策すればいいのでしょうか?
溶連菌による化膿性骨髄炎の最新治療「高気圧酸素治療」とは?
溶連菌感染症の合併症の一つに骨髄炎があります。合併症の中でもとりわけ、難治性が高いことで有名ですが、いったいどんな病気でどう対策すればいいのでしょうか?
高齢者が溶連菌による関節炎や骨髄炎にならないためには?
溶連菌感染症の合併症の一つに骨髄炎があります。合併症の中でもとりわけ、難治性が高いことで有名ですが、いったいどんな病気でどう対策すればいいのでしょうか?