関節の腫れや痛みは溶連菌が原因かも?

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関節の腫れや痛みは溶連菌が原因かも?

溶連菌感染症は、発症することで特徴的な高熱である猩紅熱や咽頭炎、扁桃炎を起こしますが、
それ以外で、一見全く関係のなさそうな合併症を引き起こすことがあります。

 

 

 

それがたとえば、骨髄炎や菌血症、結膜炎などです。

 

 

 

 

 

 

 

これらは病気単体として発症するのはもちろんですが、
感染症によって合併症として起こることも多いのです。

 

 

 

そして溶連菌が原因で、関節に影響が及ぶことがあります。

 

 

 

よく風邪やインフルエンザにかかると、
腰や関節が痛んで体を動かせないということがありますが、
溶連菌に感染した場合、それよりひどい形で引き起こされることがあります。

 

 

 

その例として考えられるのが、以下の4つのパターンです。

 

 

 

  • リンパ節炎
  • 化膿性関節炎
  • 化膿性滑液包炎
  • 蜂窩織炎

 

 

 

それでは順番ずつ見ていきましょう。

 

 

 

リンパ節炎

 

 

 

溶連菌感染症でまず多い合併症が、このリンパ節炎です。

 

 

 

リンパ節炎とは、リンパ管に溶連菌などの細菌が入り込んで炎症を起こし、
腫脹を作ってしまう病気のことです。

 

 

 

 

 

 

 

特に首から上に発症することが多く、
リンパがよく通っている顔面全体や、あご、首などがそうです。

 

 

 

特に子供が溶連菌感染症の症状を見せたときに、
首が痛いと訴えることがありますが、その場合リンパ節炎の可能性があります。

 

 

 

リンパ節炎についてより知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌感染症の合併症『リンパ節炎』とは?

 

 

 

化膿性関節炎

 

 

 

化膿性関節炎も、溶連菌の感染によって発症することがあります。

 

 

 

ただ、この化膿性関節炎の場合は、
溶連菌感染症にかかったときに併発する以外で、

 

 

 

普通に空気中に漂っているそこらへんの溶連菌が
傷口に入り込むだけでも引き起こされるので、
リンパ節炎と違って普段の生活の中で咄嗟に
起こる病気なので注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

例えば、病院で手術を行ったときにその傷口に手術器具などを通して感染したり、
タオルやコップなどの日用品から、口の中を通って、

 

 

 

そのまま血液に運ばれて関節付近にたどり着き、
貯留して炎症を起こすパターンも考えられます。

 

 

 

この血液の中に細菌が入り込んで害をなすことを菌血症ともいい、
化膿性関節炎をはじめとして、多くの溶連菌感染症の合併症の原因になっています。

 

 

 

菌血症についてはこちらをどうぞ。

 

 

 

溶連菌による菌血症とはどんな病気?

 

 

 

原因とされる菌は溶連菌以外にも、
黄色ブドウ球菌、淋菌、サルモネラ、緑膿菌、真菌があります。

 

 

 

頻発する部位としては、肩やひざ、ひじ、股関節などがあります。

 

 

 

化膿性関節炎は緊急を要する病気の一つで、
放っておくと数日で関節が壊死して破壊され、
関節が機能しなくなってその周辺のパーツを動かすことができなくなります。

 

 

 

さらに悪化すると最悪の場合死に至ります。
死亡率は7〜15%とされています。化膿性関節炎についてはこちら。

 

 

 

溶連菌が原因で起こる『化膿性関節炎』とは?

 

 

 

化膿性滑液包炎

 

 

 

化膿性関節炎と比べると少ないですが、
化膿性滑液包炎を併発することがあります。

 

 

 

これもひじや頭部、ひざなどに発症しやすく、
扁平なその腫れ具合は、少し化膿性関節炎と似ています。

 

 

 

この病気は外傷や隣接組織の感染からの拡大、
血行性感染によって引き起こされます。

 

 

 

原因のほとんどは黄色ブドウ球菌ですが、
溶連菌や抗酸菌、真菌が原因で起こることもあります。

 

 

 

症状としては疼痛・腫脹・発赤・熱感です。

 

 

 

こちらの病気は、化膿性関節炎と比べるとまだ緊急性は低く、
関節が壊されて機能障害が起こるのはよっぽど放っておかない限りなりません。

 

 

 

その患部から滑液を取り出し、
原因菌をさぐってから抗菌薬で治療することになります。

 

 

 

蜂窩織炎

 

 

 

 

 

 

 

こちらも関節やその他の部位の腫れや痛みを伴う病気で、
その患部組織が蜂の巣に似ていることから、
この名前がつけられました。

 

 

 

別名「蜂巣炎」とも呼ばれます。

 

 

 

この病気も腫れを伴い、放っておくと口の中にできて呼吸困難になり、
命に関わることもある病気です。

 

 

 

口の中にできるパターンの蜂窩織炎を口腔底蜂窩織炎といいますが、
この病気については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌が原因で起こる口腔底蜂窩織炎の予防と治療

 

 

 

傷口などに溶連菌のような細菌が入り込むことで発症し、
血行不良や免疫力が低下している人に起きやすいです。
蜂窩織炎の概要については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌が引き起こす蜂窩織炎とは?

 

 

 

以上が、関節が痛んだり腫れたりする原因となります。
ありがとうございました!

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