溶連菌とトキシックショック症候群

スポンサードリンク

溶連菌感染による合併症「トキシックショック症候群」とは?

溶連菌感染症の合併症には、肺炎や菌血症、関節炎、骨髄炎など様々ですが、
その中でも聞きなれない合併症で「トキシックショック症候群」というものがあります。

 

 

 

原因菌によって呼び方は色々あるのですが、
溶連菌の場合は「トキシックショック様症候群」とも言われます。

 

 

 

トキシックショック症候群とは、溶連菌のような細菌が発する
毒素が原因で血圧低下や多臓器障害をもたらす症候群です。

 

 

 

溶連菌においてはA群溶連菌によって引き起こされることが多く、
A群溶連菌感染症によって皮膚や四肢が壊死していき、
「人食いバクテリア」と呼ばれる理由も、
このトキシックショック症候群が大きく関係しています。

 

 

 

A群溶連菌感染症についてはこちら。

 

 

 

人喰いバクテリア!A群溶連菌感染症の治療法!

 

 

 

また、劇症型についても紹介していますので、
それについてはこちら。

 

 

 

危険な病気!大人も死ぬ劇症型A群溶連菌感染症とは?

 

 

 

トキシックショック症候群の症状について

 

 

 

トキシックショック症候群にかかると以下のような症状が起こります。

 

 

 

  • 高熱
  • 低血圧
  • 筋肉痛
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 咽頭痛
  • 感覚障害
  • 日焼け様紅斑
  • 腫脹
  • 口腔や結膜の充血

 

 

 

このトキシックショック症候群が溶連菌によるものだと、
皮膚や手足の壊死につながり、切断しなければ命が危ないという事態にまで
追い込まれる危険性があります。

 

 

 

特にここで気をつけたいのは、敗血症やショック、壊死性筋膜炎、多臓器不全です。

 

 

 

敗血症については以下の記事で詳しく解説していますので、
よかったらどうぞ。

 

 

 

菌血症によく似ている敗血症ってどんな病気?

 

 

 

溶連菌とタンポンはトキシックショック症候群と関係ある?

 

 

 

しばしば、女性が生理のときに使うタンポンが、
トキシックショック症候群の原因になるといわれていますが、

 

 

 

タンポンが原因でトキシックショック症候群になるときは、
病原菌は溶連菌ではなく黄色ブドウ球菌です。

 

 

 

手を洗わずにタンポンを使用したり、入れっぱなしにしてそのまま放置したり、
長時間使用するようなことをすると、トキシックショック症候群の
リスクが高まるといわれています。

 

 

 

現にタンポンメーカーは、トキシックショック症候群のリスクを考慮して、
8時間以上の使用と、手指の衛生維持、
出産後初の生理での使用の禁止を呼びかけています。

 

 

 

溶連菌が感染するときは、飛まつ感染や他人が触れたものに
接触することで起こる間接感染などが、免疫力が低下しているときにやってくる場合です。

 

 

 

発症すると高確率で死に至る恐ろしい病気ですので、
日々の衛生管理などは心がけて起きましょう。