溶連菌が原因で起こる膿痂疹ってどんな病気?

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溶連菌が原因で起こる膿痂疹ってどんな病気?

溶連菌感染症にかかると、アトピーが悪化したり、発疹が出たり、
ひどいパターンだと皮膚が壊死していくといった症状を見ることがあります。

 

 

 

大人でも溶連菌が原因でアトピーが悪化する?!

 

 

 

溶連菌で悪化するアトピー性皮膚炎とは? 

 

 

 

そして、溶連菌が原因で起こる皮膚疾患の一つに、
膿痂疹(のうかしん)と呼ばれる皮膚炎にかかることがあります。

 

 

 

溶連菌が原因で起こる皮膚炎は一時的なものが多く、
この膿痂疹もその一つです。

 

 

 

この膿痂疹は別名「とびひ」と呼ばれ、その名の通り、
飛び火のように伝染して人にうつしてしまう性質を持ちます。

 

 

 

これは溶連菌が原因で悪化するアトピーや発疹とは、
全く性質が違います。

 

 

 

なぜなら、溶連菌によって悪化するアトピーはそもそも、もとからアトピー持ちで、
そこから発疹などのかゆみでかきむしってしまうことで悪化するという意味ですし、
発疹に関しても膿がつぶれてそれが人に移るなんて事はほとんどありません。

 

 

 

なぜなら、発疹などの皮膚から直接人の皮膚に移って、
感染するということは考えられないからです。

 

 

 

しかしこの膿痂疹は膿を作り出しそれがつぶれて飛び散る液体が人につくと、
瞬く間に感染していきます。

 

 

 

触れただけで感染する危険性がありますから、
感染力だけで見れば、数ある溶連菌が原因の合併症の中でも、
特に気をつけたい病気ですね。

 

 

 

膿痂疹には2つのタイプがある?

 

 

 

この膿痂疹には、黄色ブドウ球菌によって生じる水疱性膿痂疹と、溶連菌が原因で起こる痂皮性膿痂疹の2種類に分かれます。また、混ざって混合感染するケースもありますのでどちらか一方のみの感染とは限りません。

 

 

 

  • 水疱性膿痂疹
  • 痂皮性膿痂疹

 

 

 

それでは順番ずつ解説していきましょう。

 

 

 

水疱性膿痂疹

 

 

 

水疱性膿痂疹は乳幼児から小学校低学年までの子供によく発症する傾向があり、
大人がかかることは稀です。

 

 

 

初夏から夏に多く発症します。

 

 

 

虫刺されやあせもを掻き壊した部分に細菌感染を起こして発症したり、
アトピー性皮膚炎の湿疹を掻き壊して生じたりする場合と、他人から感染する場合があり、
しばしば保育園や幼稚園などで集団感染することがあります。

 

 

 

 

 

 

 

なので学校の張り紙でも呼びかけで膿痂疹(とびひ)にかかっている人は、
学校を休んですぐに皮膚科に向かうようにとされています。

 

 

 

現に僕が子供のころも、この膿痂疹に関する警告の張り紙が貼られていました。

 

 

 

症状としては、はじめに水疱を起こして軽度のかゆみが起こります。
そして手で掻いて破れた中身が他の部位に付着し、次々と広がっていきます。

 

 

 

顔や手足などの露出部に始まることが多く、始めは透明な水疱ができ、
その後はみるみる拡大して中が濁って膿を作ります。

 

 

 

破れてびらんになった部分は乾燥してやがてうすい皮になり、
それが全て取れて皮が完全に再生すれば、治癒したと判断できます。

 

 

 

通常は痕を残すことはありません。

 

 

 

また、水疱性膿痂疹の場合は発熱やリンパ節腫脹などの全身症状はほとんどありません。

 

 

 

痂皮性膿痂疹

 

 

 

メインとなる感染原因となる菌はA群溶連菌です。

 

 

 

人食いバクテリアとも呼ばれることがあるA群溶連菌ですが、
痂皮性膿痂疹が合併症として起こるときは、
人食いバクテリアと呼ばれるほどに猛威を振るう一歩手前な感じですね。

 

 

 

本当に猛威を振るうのは、劇症型A群溶連菌感染症になったときです。

 

 

 

 

 

 

 

劇症型A群溶連菌感染症になったときは、本格的に皮膚組織が壊死し、
短時間で高確率で死にいたります。

 

 

 

劇症型A群溶連菌感染症については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

危険な病気!大人も死ぬ劇症型A群溶連菌感染症とは? 

 

 

 

普通のA群溶連菌感染症については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

人喰いバクテリア!A群溶連菌感染症の治療法! 

 

 

 

また、痂皮性膿痂疹は幼小児だけでなく大人でも発症する危険があります。

 

 

 

しかも季節も広範囲で、夏季から冬季にかけて発症することがあります。

 

 

 

また、溶連菌感染症の合併症の一つである咽頭痛やリンパ節腫脹、
発熱などの症状を伴うことがあります。

 

 

 

特にリンパ節主張に関しては、
できる場所によっては腫れ物のせいで息ができなくなり、
窒息死する危険性もあるので注意が必要です。

 

 

 

当サイトでは溶連菌によるリンパ節炎に関する記事も多く扱っていますので、
気になる人は以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌感染症の合併症『リンパ節炎』とは? 

 

 

 

咽頭痛についてはこちら。

 

 

 

A群溶連菌感染症による咽頭炎について 

 

 

 

また、6歳以下の子供がかかった場合は、
腎炎を合併する可能性があるので、
尿検査をするなども考えておいてください。

 

 

 

溶連菌による膿痂疹はどうやって治療していくのか?

 

 

 

溶連菌による膿痂疹は感染性が強く、
人に触れたりするとそれだけで感染する恐れがあります。

 

 

 

基本的に溶連菌が原因で起こっているため、
抗菌薬であるセフェム系やマクロライド系の薬剤を使った治療がメインになってきます。

 

 

 

 

 

 

 

あとはさらに症状が悪化したり、
他人や他の部位に感染したりしないように徹底した予防対策を行います。

 

 

 

例えば、皮がめくれて膿がつぶれている状態のところに、
新たに細菌感染しないようにするためにカバーしたり、

 

 

 

かゆみからかきむしって傷をつけることを防ぐために、
抗ヒスタミン薬によるかゆみの抑制などです。

 

 

 

大人の溶連菌感染症による発疹症状を抗ヒスタミン薬で治療! 

 

 

 

そんな溶連菌による膿痂疹の治療について、
さらに詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌による膿痂疹(とびひ)の治し方について

 

 

 

溶連菌による膿痂疹の誰でもできる予防と感染対策のコツ!

 

 

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