G群溶連菌による壊死性筋膜炎について

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G群溶連菌による壊死性筋膜炎について

G群溶連菌は常在菌で、害をなすことは少ないのですが、
最近になってG群溶連菌による感染症のケースが増えてきています。

 

 

 

その中で、G群溶連菌による壊死性筋膜炎のケースもあります。

 

 

 

 

 

 

 

壊死性筋膜炎がかかる場合、基本的には『人食いバクテリア』の異名を持つ
A群溶連菌感染症の劇症型バージョンが原因で併発することが多いです。

 

 

 

他のケースとして考えても、原因となる菌はA群溶連菌と変わらず、
軽度な外傷や火傷、注射痕などから感染してその部分から壊死が進行していくケースがほとんど。
それらのどのシチュエーションをとっても、原因菌がA群溶連菌であることには変わりません。

 

 

 

しかし、G群溶連菌という別タイプの溶連菌が原因で、
合併症として発症するケースが増えてきているのです。

 

 

 

G群溶連菌は、皮膚や上気道の常在菌で、病原性は低いとされてきましたが、
近年では高齢者だけでなく若年層でも感染するケースが増えてきています。

 

 

 

そこで、まずそもそも、G群溶連菌について知りたいという人は、
以下の記事を参考にしてください。

 

 

 

G群溶連菌感染症の症状と治し方 

 

 

 

また、壊死性筋膜炎について概要を詳しく知りたいという人は、
以下の記事も参考にどうぞ。

 

 

 

致死率30%?!恐ろしい溶連菌による病気『壊死性筋膜炎』とは? 

 

 

 

G群溶連菌による壊死性筋膜炎の死亡率について

 

 

 

一般的に壊死性筋膜炎はA群溶連菌が原因による、
劇症型溶連菌感染症の合併症として発症するものですが、

 

 

 

最近では皮膚や上気道の常在菌であるG群溶連菌を原因とする、
壊死性筋膜炎のケースも増えてきています。

 

 

 

 

 

 

 

そして、G群溶連菌を原因とする壊死性筋膜炎の場合、
発症ケースから計算して致死率20%〜30%と極めて高い数字が見られたのです。

 

 

 

唯一の救いなのは、大人が発症することが多く、子供が発症することはほとんどありません。

 

 

 

しかし、一度かかってしまうと、症状の進行が非常に早いので、
手当てが遅れてしまえば、その日のうちに死んでしまうこともある恐ろしい病気です。

 

 

 

G群溶連菌は普段は無害な菌であるにもかかわらず、
実は一度暴れだすとA群溶連菌などの他の菌よりも、
重篤化しやすい傾向にあるということも覚えておいてください。

 

 

 

普段から大人しいのに、一度暴れだすと歯止めが利かなくなってしまうのが、
G群溶連菌の恐ろしいところなのです。

 

 

 

G群溶連菌による壊死性筋膜炎の治療

 

 

 

治療は早期診断による的確な抗菌薬投与と徹底的なデブリドマン(感染、壊死組織を除去し創を清浄化することで他の組織への影響を防ぐこと)、重症の場合は切断して完全部分と体を完全に切り離し、拡大を防ぐ手段もとられます。

 

 

 

使用される薬としては、ペニシリン系薬剤、クリンダマイシンがメインとなります。

 

 

 

中でもペニシリンによる治療は効果的です。

 

 

 

良薬!溶連菌によく効く薬「ペニシリン」とは? 

 

 

 

どう対処すべきか?

 

 

 

今回においては、溶連菌を原因とする壊死性筋膜炎の中でも少し特殊な例を紹介しましたが、
近年増加傾向にあり、高齢者から若年層にいたるまで幅広く感染が確認されています。

 

 

 

もし、壊死性筋膜炎の特徴の一つである39度以上の高熱や腫脹、
腫脹部分の冷感が見られた場合は、ただちに病院へ向かい、
治療を受けられることをオススメします。

 

 

 

 

 

 

 

また、感染するリスクを避けるために、
一般人がもし溶連菌による壊死性筋膜炎に立ち会ったとしても、
絶対に患者に触れないようにしてください。

 

 

 

もし触れてしまうと、その時点で感染する恐れがあります。

 

 

 

特に社会人の場合は、仕事のストレスや疲れ(疲労)で、
免疫力が低下していることが多いですから、
一度接触感染してしまうと瞬く間に進行していきます。

 

 

 

なので、もし壊死性筋膜炎のような所見の患者と出会った場合は、
救急車を呼んで迅速に対応してもらうことと、
他の人に移らないようにできる限り距離をおいておくことを頭に入れておいてください。

 

 

 

以上となります。
ありがとうございました!

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