溶連菌感染症における尿検査の必要性について

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溶連菌感染症における尿検査の必要性について

溶連菌感染症にかかると尿検査を受けることがありますが、
これは溶連菌感染症の合併症の一つである急性糸球体腎炎を発見するためと、
完治したかどうかを確認するためのものです。

 

 

 

 

 

 

 

この合併症の一つである、急性糸球体腎炎を発見するために、
診断後4週間以内に症状がなくても尿検査を行うことがあります。

 

 

 

なぜ尿検査を行うのか?

 

 

 

尿検査を受ける大きな理由としては、急性糸球体腎炎が、
溶連菌感染症発症から時間をおいて発症するケースがあるからです。

 

 

 

急性糸球体腎炎は、溶連菌感染症の合併症の中では特に危険性が高いわけではなく、
ほとんどの場合は自然治癒で回復します。

 

 

 

ただ、稀に腎機能障害が残ってしまうケースもあるため、
それを防ぐために尿検査が行われることがあると考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

溶連菌による急性糸球体腎炎の概要については以下の記事をどうぞ。

 

 

 

溶連菌による急性糸球体腎炎ってどんな病気? 

 

 

 

実は溶連菌感染症の尿検査は必要ない?!

 

 

 

実は、尿検査を受ける大きな理由となる溶連菌感染症の合併症の一つ「急性糸球体腎炎」の
発症ケースは徐々に減少してきています。

 

 

 

これは日本の衛生環境が整ってきていることと、
十分な抗菌薬投与と抗菌薬の進歩が要因になっているとされています。

 

 

 

現状としては、尿検査を行ったことで重症化間近の急性糸球体腎炎を防ぐことができた
という事例は調べたところほぼ見受けられず、

 

 

 

咽頭炎や扁桃炎を伴う溶連菌感染症発症後の尿検査は必要ないのではないのかというのが、
流れとしてあります。

 

 

 

受けても別にデメリットはありませんから、受けておいても損はありませんが、
特別何か重要性があるのか、必要性があるのかといわれると、
そうだとも言えないのが実際のところです。他に優先すべきことはあると思います。

 

 

 

尿検査よりも抗菌薬治療と感染予防に力を入れるべき

 

 

 

尿検査で急性糸球体腎炎の有無を調べる余裕があるのであれば、
抗菌薬の検討と感染予防を行うために必要な対策をするほうが最優先だと思います。

 

 

 

急性糸球体腎炎はほとんどの場合自然治癒でなんとかなりますから、
それの対策をするくらいであれば、別の溶連菌感染症の合併症である、
以下のような合併症に対する治療が最優先です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の重大な合併症のリスクがないかどうかを調べるほうに力を入れたほうがいいでしょう。

 

 

 

もちろん尿検査は尿検査で受けてもいいですから、
それと同時に医者にそれ以外の合併症の可能性はないかどうかを相談し、
必要であればそれらの合併症の検査も一緒に受けることを視野に入れておきましょう。

 

 

 

急性糸球体腎炎よりも他の合併症のほうが明らかに危ないですからね。

 

 

 

もし、万が一急性糸球体腎炎が重症化して、
血尿や乏尿、浮腫、高血圧による頭痛や嘔吐、視覚障害、痙攣が起こった場合は、
速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

 

 

 

まあそれでも、致死率が高い溶連菌感染症の合併症の一つである壊死性筋膜炎と違って、
急性糸球体腎炎は重症化したとしても死亡率はそれほど高くはありませんので、
ほったらかしにせずにしっかり治療すれば致命的な事態にはほとんどなりません。

 

 

 

尿検査はいくらかかるのか?

 

 

 

どうしても尿検査を受けておきたい場合は、病院にもよりますが、
大体1000円〜2000円程度となります。

 

 

 

 

 

 

 

ここに血液検査や『A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット』『咽頭培養検査』などが含まれると、
数百円程度負担が増えます。

 

 

 

基本的に保険適用範囲内で、保険に加入していれば低価格で受けることはできますので、
お金によほど困っていない限りは、受けておいても損はないでしょう。

 

 

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